花の馥郁たる香り、緑の清々しい香り、スパイスの食指が動く香り。
良い香り、悪い臭い、人はそれを感じると、色々な反応をします。
良い香りは明るくなったり、心地よかったり、幸せな気分になったような
気がしませんか?
でも「なったような気」だけではないんです。
香りは、人の精神状態や体調を左右する効果が明らかになっています。
アロマセラピーが良い例ですね。
香水、アロマ、ルームフレグランスなどで、私達は香りを身にまとったり
生活の中に取り入れています。
どうせ取り入れるなら、香りの効能を活用して、明るく元気になったり
心落ち着く安らぎを得たりしてみてはいかがでしょうか。
ただし、濃い香りは嗅覚を一時混乱させたり、逆にイライラしたりという
影響を与えます。香水の付けすぎも、レストランなどではマナー違反ですし、
他人にとって苦痛でもあります。
香りはあくまで「ほのかに漂う」程度でいいのです。
一種類の香水だけを毎日つけていると、段々と自分の嗅覚がその香水の
香りを認識しづらくなり、結果的に香水の付け過ぎとなってしまいます。
アトマイザーなら1~2プッシュ、トワレなら1滴程度がベストです。
香水は、肌に付けるのがベストとされています。
店で売られている香水は、同じ種類なら同じ香りがするのが当たり前ですが
肌に付けることによって、その人の体温・体臭と混ざり合い「自分の香り」と
なるのです。
洋服にアトマイザーでシュッとつける人がいるかもしれませんが、
服の素材・色によっては香水をつけた部分が変色してしまう場合があります。
また、真珠に香水がつくと、真珠表面が変質してしまいます。
真珠のアクセサリーを付けたいなら、その前に香水のアルコール分が完全に
揮発するまで待ってからにしないと、せっかくの真珠が台無しになりかねません。
素晴らしい真珠をお持ちで、それでも不安という方は、アクセサリーを
つける場所以外の肌に香水を付けられると良いでしょう。
ネックレスを付けるなら首と耳元以外に、ブレスレットなら、手首以外に
という感じで。
あくまで自分の存在を高らかに宣言するような付け方でなく、
その人が歩いた軌跡にほんのり立ち上がる香り。
その程度の分量で。
香りが自分に与える影響を生かして、上手く香りを使いこなしてみては
いかがでしょう。
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